ペルー北部にあるサーフ村「ロビートス」、ペルーのサーファーに「どこがペルーで一番いい波か?」という質問を投げかけると世界で一番長い波の「チカマ」と並んで必ず名前があげられる場所。
ペルーでの世界選手権が行われた場所としても有名だ。
アクセス
移動は数あるサーフタウンの中でも抜群にめんどくさい。
運が悪ければ相当しんどい思いをする(筆者はまさにその思いをした。)
ここに行くにはまず北部ペルー最大規模のサーフタウンMancora(マンコラ)からTalara(タララ)にバスで3時間ほどで行き、そこからさらにシャトルバス(4-10ペソ)で1時間くらいでやっと辿りつく事ができる。
しかしこのTalaraからの1時間が厄介で、かなりのロードコンディションの広野の道なき道を進んで行くのだ。
そしてペルーではよく集中豪雨が降るのだが、これにくらうと基本的にロビートスに到達不可能になる。
そして逆も然りで、大雨が降ったらその翌日くらいまでロビートスから脱出不可能になる。
筆者もTalaraまでATMのために出かけた時に大雨のせいでロビートスに帰れずにMancoraで一泊した経験がある。
さらに帰る時も大雨後で道が開けず、最終手段として小型ボートでなんとかロビートスから脱出できた(確か10ドルくらい朝9-11くらいに人数が集まれば出発する)。
ただしこれは全く快適でなく、ボート内に水が大量に入って来るため荷物もベシャベシャになるため、あくまで最終手段としてとらえておいた方がいい(筆者は全て経験した。涙)。
なので飛行機の時間まで数日しかないなどの時はあまりおすすめできないサーフポイントでもある。
プラスにとればそれだけに冒険感が味わえると言えなくもない。
もちろんたどり着いた先に待っているのはチューブが巻くほどのパーフェクトな波だ。
シーズン
全てのシーズンでサーフ可能だ。
必ずどこかのポイントが稼働しているため、いつ行ってもパーフェクトウェーブがお目に書かれるだろう。
ペルーは南に行くほど水温が冷たくなる。このロビートスは夏(12-4月)は決して温泉みたいな水温ではないが海パンでサーフ可能だ。それ以外の冬の時期はウェットが必要となる。
夏の時期は海に向かって一番右側のポイントがベスト、その後だんだんとベストなポイントが左にずれて行く感じだ。
波
ペルーでサイズがあり、かつチューブができるポイントだ。
そのためブレイクも早く、初心者向きの波では決してない。
ただペルーで一番の波と皆が口をそれえていうのは納得できるクオリティーだ。
飯
他のペルーの地域と同様値段は安めでうまい。もちろん漁村なので南米人の国民食であるセビーチェも堪能できる。ただ宿からレストランが少なく、家から家がかなり離れているため、レストランに行くのにも結構歩かなくてはならないかもしれない。
宿
ロビートスは全くもって「発展している」とは言えない村だが、以外に村自体の面積はかなり広い、これがポイントが村に9つあると言われている所以だ。行くシーズンによって止まる場所は変えた方がいいだろう。筆者は3月頭くらいに行き、一番左側のポイントのシーズンだったので、Casa de Darwin(カザ・デ・ダーウィン)という場所に止まった。非常に綺麗でオーナー家族もフレンドリーでおすすめできる場所だった。
ただ上に述べたようにロビートスにたどり着けない、または脱出できないと行った可能性がおおいにありえるので、あまりこの前後での宿の事前予約はおすすめしない。
まとめ
このようにあらゆる面で割とハードルが高いポイントなので、避けられがちではあるが、波に焦点を合わせるとここが最高というのは賛成できる。本当にサーフィンにストイックなサーファーにおすすめのサーフタウンだ。